日本耳鼻咽喉科学会千葉県地方部会会長挨拶
日本耳鼻咽喉科学会千葉県地方部会会長
東邦大学名誉教授 山本昌彦
日本耳鼻咽喉科学会千葉県地方部会HPへお越しいただき有り難うございます。
2019年9月9日、10月15日、10月25日と続きました台風や豪雨によって被災されまし
た千葉県民の皆様、県内でご活躍されてます地方部会会員の皆様にお見舞い申し上げます
と共にお亡くなられましたご家族には心より哀悼申しあげます。県内の早い復興を念じて
おります。 千葉県地方部会は、耳鼻咽喉科を専門とする医師の学会であります日本耳鼻咽
喉科学会の県組織になります。千葉県内の耳鼻咽喉科医療を学問的な立場から医師への教
育支援や千葉県内の耳鼻咽喉科医療、福祉向上に医師会・医会と共に働きかけを行ってお
ります。 耳鼻咽喉科は、感覚器を扱う診療科でもあるために3月には耳の日としての市民
公開講座を開催しております。また、鼻疾患が我が国では昔から非常に多く、副鼻腔炎(昔
は蓄膿症の名称を一般に使われていた)や花粉症に代表されるアレルギー性鼻炎について、
8月に鼻の日として市民公開講座を開催してきました。しかし、鼻の日への参加者が少ない
ことから現在は、耳の日に重点を置いた市民公開講座を毎年開催いたしております。鼻の
日については、ご要望によっては再開催の検討をいたします。また、県内の地域毎の耳鼻
咽喉科診療病院・診療所の案内を、県内医療機関リストとして掲載いたしておりますので
ご利用ください。今後、高齢化社会が進んで来ると、聴覚の老化によるいわゆる老人性難
聴が起こってきます。早い方は50代から次第に難聴・耳鳴が始まってきます。日常生活で
会話に不自由をお感じになるような場合には、早めに補聴器に慣れておくことが、難聴が
高度になったり、自身が高齢化で補聴器を扱えないなどのことが起こる前に必要です。
しかし、補聴器をどの様に購入すれば良いのか不明なときは、近隣の耳鼻咽喉科補聴器相談
医にご相談ください。補聴器の専門講習資格を持っている補聴器相談医の名簿も掲載して
ありますので、お住まいの近くに有る耳鼻咽喉科にてご相談ください。補聴器は、正確な
聴力の測定結果を基に調整を行い、ご自身に合った音質や音量の調整を補聴器専門の販売
店(公益法人テクノエイド協会が認定する、認定補聴器技能者が常駐する販売店)にて何
度か繰り返して満足行く補聴器を作っていただきます。認定補聴器技能者が居る販売店に
は、必ず技能者の居ることを店舗に明示してありますのでご確認ください。 耳鼻咽喉科医
は、「耳鼻咽喉科・頭頸部外科」の名称にて臨床に従事する外科系医師です。診療範囲は、
頸部から頭部にかけて、脳と眼を除いた分野の診断と治療を行っています。しかし、めま
い症状は脳との関係で起こることもあります。耳鼻科領域の悪性腫瘍はすぐに脳内へ進展
する事があります。また、副鼻腔炎や腫瘍で眼への影響にて失明や複視などの症状をもた
らすこともあります。皮膚科疾患の掌蹠膿胞症や一部の腎臓疾患は口蓋扁桃(扁桃腺)と
関係していたり、他科との関係も非常に多い診療科です。
耳鼻咽喉科は、小児から老人まで関わった診療が行われております。千葉県内の耳鼻咽喉
科医療の診療技術・診療環境向上に会員と共に努めて参ります。
何卒、宜しくお願い申し上げます。